あらためて自分が何がしたかったのか考えてみると、必要以上の財産や人気は
欲しくはないし、ただじっくりとお絵描きしていければ幸せだったなぁと思う。
その辺りをはっきりさせずに、ただ何とかしよう、お絵描きで独立しようという
結果だけを求めてこんな事になってしまった。
かなり長いこと漫画家になろうとしてる期間はあったけど、漫画家に「なりたい」と
思ったことは実は一度もないし。むしろなりたくない。
だから賞とって編集部いっても全然プッシュしなかった。やりたくないから。
締め切り区切った月間週間連載なんて考えただけで気が遠くなる。
ただ描き続けられる状況作るにはーという短絡思考で、なりたくないものを
追っかけ続けていた。視野が狭い。
結果出せなかったことより、間違いの本質を追求・修正せずに時間を空費したことが
一番の失敗や。
まーもうせめて最後にやるしかないですね。
どのみちこれから先の世界に希望はないので最後なのは全然構わない。
仮に生まれ変わって「現在」からやり直せます、と言われても、やらない。
これから先の未来にあるのは人類の(さらなる)劣化だけなので。
もうセリフの「裏読み」や「行間を読む」事が出来る人いなくなると思う。
今のネット掲示板ですら皮肉や揶揄の通じない阿呆ばっかだしねぇ。
「1+1=2」っていう内容しか通らないまんがなんて描きたくないよー。